家電4品目（冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン）の処分にお困りではありませんか？処分方法が分からず、困っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、家電4品目の処分方法を徹底解説します。費用を抑え、スムーズに処分するための方法から、自治体のルール、リサイクルの知識まで、分かりやすくまとめました。
この記事を読み終える頃には、あなたに最適な処分方法が見つかり、安心して処分を進められるようになっているでしょう。
家電4品目（冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン）処分：基礎知識
家電4品目の処分、何をすればいいのか分からず、途方に暮れている方も多いのではないでしょうか？ まずは、スムーズな処分に向けて、必要な基礎知識をしっかり身につけましょう。
この記事では、家電リサイクル法、処分費用、そして処分までの流れを分かりやすく解説します。 これらの知識を理解することで、最適な処分方法を選び、安心して家電を処分できるようになります。
家電リサイクル法とは？対象製品と非対象製品
家電リサイクル法は、廃棄された家電製品を適切に処理し、資源の有効活用と環境保全を目的とした法律です。この法律に基づき、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコン、テレビは、各自治体ではなく、メーカーや指定引取場所へ引き渡すことが義務付けられています。
一方、電子レンジや掃除機などは対象外です。対象製品かどうかを確認し、適切な処分方法を選びましょう。
処分にかかる費用：リサイクル料金と収集運搬料金
家電4品目の処分には、大きく分けて2種類の費用がかかります。一つ目は、家電リサイクル法に基づく「リサイクル料金」で、製品の種類やサイズによって異なります。
もう一つは、家電を処分場所まで運ぶための「収集運搬料金」です。自治体への依頼、業者への依頼など、処分方法によってこの料金は大きく変動します。それぞれの費用を正確に把握し、予算を立てることが重要です。
処分方法の流れ：手順と必要な書類
処分方法は、大きく分けて自治体への依頼、家電量販店への依頼、専門業者への依頼などがあります。それぞれの方法には、特有の手続きや必要な書類があります。
例えば、自治体への依頼では、粗大ゴミ受付窓口への連絡や、指定された日にちに家電を運び出す必要があります。また、家電リサイクル法対象製品の場合は、リサイクル券の購入と、収集運搬業者への依頼も必要となるでしょう。
それぞれの方法における手順を、後ほど詳しく解説します。
具体的な処分方法５パターン徹底解説
家電4品目の処分方法は、大きく分けて5つのパターンがあります。それぞれの手順、費用、メリット・デメリットを比較し、あなたに最適な方法を見つけていきましょう。状況や家電の状態、時間的な余裕などを考慮して、賢く処分を進めましょう。
購入した販売店に引き取りを依頼する(購入した店がわかる場合)
1番簡単なのが販売店がわかる場合です。まずは購入した販売店に問い合わせしましょう、販売店から家電リサイクル券が発行されます。料金等については、販売店へお問い合わせください。
また新しい家電を購入する際に、古い家電を引き取ってもらうサービスを提供している家電量販店も多いです。買い替えを検討している場合は、この方法が最もスムーズでしょう。引き取り費用は無料の場合もありますが、有料の場合もあります。事前に確認しておきましょう。
ただし、買い替えをしない場合は利用できません。この様な方法を「料金販売店回収方式」と言い、自分で家電リサイクル券を購入する必要はありません。
自治体の回収業者に依頼する
販売店がわからない場合や販売店が引き取りを行っていない場合は自治体が指定する回収業者に依頼する方法があります。回収業者は、搬出から処分まで全てを代行してくれるため、手間がかからず便利です。この場合はリサイクル料金と収集運搬料が発生します、費用は業者によって異なりますが、他の方法と比較すると高額になる可能性があります。
しかし、時間がない方や、自分で運搬できない方にとって、非常に便利なサービスです。事前に複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。
回収業者（一部）
| （有）ムゲン | 札幌市厚別区厚別西3条3丁目4-3-202 | 011-398-8412 |
| （株）栗山電器 | 札幌市清田区清田6条3丁目3-13 | 011-881-5566 |
| （株）サブコ | 札幌市西区西野3条8丁目1番1-817 | 011-665-0404 |
| えむ あんど えす | 札幌市西区平和3条10丁目3-3 | 011-662-1010 |
| 住宅日用品センターやました | 札幌市手稲区稲穂3条6丁目1-1 | 011-683-1298 |
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者も、大型家電の処分を請け負っています。専門業者と同様に、搬出から処分まで全てを代行してくれます。家電だけでなく、他の不用品もまとめて処分できる点がメリットです。
費用は、回収する不用品の量や種類、搬出場所などによって変動します。専門業者と同様に、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。ただし、悪質な業者も存在するため信頼できる業者を選ぶことが重要です。
※街中を「無料で回収します」などと街宣しているトラックに依頼するのは絶対に避けましょう。ほぼ間違いなく高額請求されるなどトラブルに見舞われます。
リサイクルショップに売却する
まだ使える状態の良い家電であれば、リサイクルショップに売却するという選択肢もあります。査定額は家電の種類、状態、需要によって大きく変動します。
高額査定が期待できる場合もありますが、査定額が低い場合や、そもそも引き取りを断られる可能性もあります。事前に複数のリサイクルショップに査定を依頼し、比較検討することをおすすめします。
自治体の指定引取り場所に持ち込む
最も低コストで処分ができますが自分で指定引取り場所に持ち込む必要があります。郵便局で「リサイクル券」を購入し、指定の引取場所（家電メーカーが指定するリサイクルセンター）へ持ち込む。
指定引取り場所に直接持ち込む際は、収集運搬料金は不要ですが、リサイクル料金は必要です。このような方法を「料金郵便局振込方式」と言い自分でリサイクル券を購入する必要があります。
当然ですが冷蔵庫や洗濯機を自分で持ち込むので車が必須となり、ご年配の方や免許無い方にはハードルが高いでしょう。
リサイクル券は「メーカー」「品目」によって異なります。以下で金額を調べとこが可能です。
指定引取場所一覧
| ロジスティード北日本株式会社 発寒物流センター | 札幌市西区発寒10条12丁目2-20 | 011-666-9907 |
| ロジスティード北日本株式会社 清田物流センター | 札幌市清田区清田2条3丁目3-20 | 011-884-1921 |
| （株）鈴木商会札幌西事業所 | 札幌市西区発寒15条13丁目1-35 | 011-676-1450 |
| （株）鈴木商会新港南事業所 | 石狩市新港南2丁目3718-1 | 0133-77-7251 |
以上の5つの方法を比較検討し、ご自身の状況に最適な方法を選択してください。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、時間や費用、体力的な負担などを考慮して、最適な方法を選びましょう。不明な点があれば、各業者に問い合わせて確認することをお勧めします。
まとめ：家電リサイクルの方法は大きく5通り
①購入した販売店の回収を依頼する
リサイクル券の購入は不要、業者にリサイクル料金と運搬料を支払う
②自治体の回収業者に依頼する
リサイクル券の購入は不要、業者にリサイクル料金と運搬料を支払う
③不用品回収業者に依頼する
リサイクル券の購入は不要、業者にリサイクル料金と運搬料を支払う
④リサイクルショップに買取依頼をする
買取成立時に必要な物は身分証明書だけ
⑤自分で指定引取り場所に持ち込む
郵便局でリサイクル券の購入が必要
よくある質問
家電4品目（冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン）の処分に関する疑問を解消します！ここでは、処分方法に関するよくある質問とその回答をまとめました。スムーズな処分に向けて、ぜひご確認ください。
家電リサイクル券の入手方法
家電リサイクル券は「郵便局」で購入します。窓口、もしくはATMで手続きすればリサイクル券と証明書を受け取れます。また料金はメーカーや品目によって変わりますので確認しておきましょう。
処分費用を抑えるためには？
売れる物であればリサイクルショップに依頼するのが１番良いでしょう。その他買い替えのタイミングであれば販売店が格安で引き取る事もあります。
また収集運搬料を抑える為、指定引取場所に自分で持っていくなどが挙げられます。リサイクル料金などは大した事がなくても収集運搬が高額になるケースが多いのです。自治体の回収業者にお願いする場合は複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで費用を抑えることができます。さらに不要になった家電をまとめて処分することで、運搬費用などを節約できる可能性があります。
引っ越し時の処分方法
引っ越し時の家電処分は、新居への搬入と同時に不用品を処分するのが一般的です。引っ越し業者によっては、不用品回収サービスを提供している場合もありますので、見積もりの際に確認しましょう。
自分で処分する場合は引っ越し前に処分を済ませるのがおすすめです。時間的な余裕が少なく、慌ただしい引っ越し作業の中で、家電の処分に追われることを避けられます。
壊れていても処分できる？
はい、壊れていても処分できます。ただし処分方法や費用は製品の状態によって異なります。完全に故障している場合はリサイクルショップへの売却は難しいかもしれません、潔く自治体の回収業者や専門業者に依頼しましょう。
商品が高額で故障の内容によっては修理して再利用することも検討してみましょう。修理費用と処分費用を比較検討し、最適な方法を選びましょう。
冷蔵庫の中身をどうすればいい？
冷蔵庫の中身は処分前にすべて取り除きましょう。食品は食べきるか、適切に廃棄処分してください。中に食品が残ったまま業者依頼すると確実にトラブルになります。収集運搬料金は各協力店が決めているので料金が跳ね上げる可能性も0ではありません。
冷蔵庫内部は、清掃してから処分することで、よりスムーズに、そして環境にも配慮した処分ができます。食品の残渣が残っていると、悪臭の原因となる可能性もあります。綺麗にしてから処分することで、業者への負担も軽減できます。
窓用エアコンは対象？
窓用エアコン（ウィンドウエアコン）も対象となります。スポットエアコン、冷風機、除湿器などは家電四品目には該当しません。
どんなテレビが家電四品目に該当するの？
ブラウン管テレビ、液晶テレビ、プラズマテレビ、有機ELテレビ、ラジカセ一体型、HDD・DVD内蔵テレビなどが該当します。
車載用テレビ、携帯テレビ、ディスプレイモニターなどは該当しません。
どんな冷蔵庫が家電四品目に該当するの？
家庭用冷蔵庫全般、保冷庫・冷温庫、ワインセラー、冷凍庫(チェスト型、アップライト型、引き出し型など)などが該当します。おしぼりクーラー、保冷米びつ、店舗のショーケースや店舗用の冷凍ストッカーなどは該当しません。
どんな洗濯機が家電四品目に該当するの？
洗濯乾燥機、全自動洗濯機、2槽式洗濯機、小型洗濯機、衣類乾燥きなどが該当します。布団乾燥機、電動バケツ(排水機能がないもの)などは該当しません。
業者に処分を依頼する際は、必ず事前に見積もりを取り、料金やサービス内容、契約内容などを確認しましょう。また業者の評判や口コミなども確認し、信頼できる業者を選びましょう。
契約前に、不明な点や不安な点があれば、遠慮なく質問することをおすすめします。不当な高額請求やトラブルを避けるためにも、しっかりと確認することが大切です。
家電4品目処分チェックリスト
いよいよ家電4品目（冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン）の処分、準備は万端ですか？スムーズに処分を進めるために、このチェックリストを活用しましょう。一つずつ確認し、漏れなく手続きを進めていきましょう。
対象製品の確認
まずは、処分する家電が家電リサイクル法の対象製品かどうかを確認しましょう。対象外であれば、手続きが簡素化される場合があります。
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- エアコン（ウィンドウエアコン含む）
- テレビ
対象製品かどうかの確認は、製品に貼られているラベルを確認するか、メーカーのホームページで確認できます。機種名や型番を控えておくとスムーズです。
処分方法の選定
自治体への粗大ゴミとして出すか、家電量販店に引き取ってもらうか、リサイクルショップに売却するか、専門業者に依頼するか、不用品回収業者に依頼するか、それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、最適な方法を選びましょう。費用や手間、そして環境への配慮も考慮に入れてください。
- 自治体の指定引取り場所に持ち込む：収集運搬料の費用を抑えられるが、自分で運び出す必要がある。
- 家電量販店への引き取り：新しい家電を購入する際に、古い家電を引き取ってもらうことができる。
- リサイクルショップへの売却：状態の良い家電であれば、売却して現金化できる可能性がある。
- 自治体の指定業者に依頼：搬出から処分まで全てを業者に任せられるが、費用が高くなる可能性がある。
- 不用品回収業者への依頼：複数の不用品をまとめて処分できるが、費用が高くなる、また悪質な業者も多いので業者選びには注意が必要。
必要な手続き
処分方法が決まったら、必要な手続きを進めましょう。自治体への申請、家電リサイクル券の購入、業者への連絡など、方法によって手続きが異なります。
- 自治体への申請：粗大ゴミとして処分する場合、事前に自治体への申請が必要。
- 家電リサイクル券の購入：家電リサイクル法対象製品を処分する場合は、リサイクル券の購入が必要。
- 業者への連絡：業者に依頼する場合は、事前に連絡し、日程調整、見積もりなどを確認。
費用見積もり
処分にかかる費用を事前に見積もっておきましょう。自治体への処分費用、家電リサイクル料金、収集運搬料金、業者への依頼費用など、費用項目を確認し、予算を立てておきましょう。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することも有効です。
業者選定
業者に依頼する場合は、複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。料金だけでなく、対応の良さ、信頼性なども考慮して、最適な業者を選びましょう。グーグルマップの口コミや評判なども参考にすると良いでしょう。
スケジュール設定
処分作業の日程を設定しましょう。自治体への申請期限、業者のスケジュールなどを考慮し、余裕を持ってスケジュールを立てましょう。特に3月～4月、9月～10月は引っ越しシーズンとなり業者のスケジュールが取れないケースが多いので前もって余裕をもって依頼をしましょう。
処分完了後の確認
処分が完了したら、領収書や証明書などの書類を受け取り、処分が完了したことを確認しましょう。何か問題があれば、速やかに業者に連絡しましょう。
このチェックリストを活用して、安全でスムーズな大型家電の処分を実現しましょう！
まとめ
この記事では、家電4品目（冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン）の処分方法を徹底的に解説しました。こうしてみるとこの家電4品目の処分方法は非常にややこしく手間がかかりますね。
費用に余裕があれば指定の業者にまとめて依頼してしまった方が時間も節約され楽かもしれません。リサイクルショップでは大体製造から5～6年以内の物なら買取、もしくは無料で引き取ってくれるケースが多いでしょう。年式が古くなる前に売ってしまうのでいいかもしれませんね。
やむを得ず処分する場合はまずは購入店に連絡をしましょう、案内してくれるはずです。そして購入先がネットや購入した店がわからない場合は自治体の回収業者に依頼するのが良いでしょう。自分で指定の引き取り場所に持ち込むのは非常に手間が掛かりますのであまりお勧めはしません。
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記事の著者者
城内建作
リサイクルショップフルモンの運営者。
アウトドア用品メインの買取店を運営。
webデザイナーから転職し店舗運営は12年目。
